BAR開業で失敗する人の特徴7選|知らないと後悔します

BARは「飲食店の中でも廃業率が高い業態」とよく言われます。

実際に、開業から1年以内に閉める店は少なくありません。
でも、失敗した人たちに話を聞くと、理由はほぼ共通しています。

この記事では、
現場で実際に見てきた「BAR開業で失敗する人の特徴」を7つ、包み隠さずに解説します。
耳が痛い話もあるかもしれませんが、それが役に立つと思って書いています。
60%

飲食店が開業3年以内に閉店するとされる割合
7つ

現場で繰り返し見てきた失敗の共通パターン
全て

事前に知っていれば防げた失敗ばかり
特徴 01

コンセプトが「なんとなく」のまま開業する
「お酒が好きだから」「接客が楽しそうだから」この気持ち自体は否定しません
でも、それだけでBARを開いた人の多くは、開業後半年で方向性を見失います。

よくある現場の光景
・メニューを何度も作り直す。
・内装のテイストが統一されていない。
・SNSで何を発信すればいいかわからない。
・常連ができても「次にどうすればいいか」がわからない。
全部、コンセプトが曖昧なことから来ています。

コンセプトとは
「誰に・何を・なぜ自分が提供するか」を一言で言えるものです。
「落ち着いた空間で、一人でウイスキーを楽しみたい30〜40代のビジネスパーソンのための店」
ここまで絞れていれば、あらゆる判断がブレなくなります。

立て直すなら
今からでも遅くありません。
「自分のBARに来てほしいお客さん」を1人、具体的に思い浮かべてください。
その人が喜ぶ店を作ることだけを考える。
それだけでコンセプトは固まりはじめます。
特徴 02

数字を見ない・見たくない
「お酒と接客が好きで始めたのに、数字の話は苦手で」
と言う人が多い。気持ちはわかります。
でも、数字を見ない経営者は、気づいたときには手遅れになっています。

実際に起きていること
月の売上は把握しているけれど、原価率・人件費率・家賃比率は計算していない。
「なんとなく儲かっている気がする」で動いている。
でも実際は月ごとに数万円ずつ赤字が積み上がっていた
という話は珍しくありません。

BARの経営で最低限押さえるべき数字は3つだけです。
・売上
・原価(FL比率)
・固定費。
この3つさえ毎月確認していれば、重大な異常には早めに気づけます。
難しい会計知識は要りません。
まず「今月いくら残ったか」を正確に把握することから始めてください。

立て直すなら
月次で「売上・仕入れ原価・固定費・手残り」を表にするだけでいい。
Excelでも手書きでも構いません。記録する習慣をつけることが先決です。

数字から目を背けると、問題が発覚したときにはすでに手遅れになっていることが多い。

特徴 03

物件を「雰囲気」で決める
内見に行って「なんかいい感じ」「ここでやりたい」という感覚で物件を決める人がいます。
気持ちはわかりますが、感覚で決めた物件が後から致命傷になるケースが非常に多いです。

よくある失敗
・「立地が悪くて人が来ない」
・「家賃が売上に対して高すぎた」
・「排水設備の問題で飲食店として使えなかった」
・「近隣住民からクレームが来る立地だった」
これらは全て、事前の確認不足から起きています。

物件を選ぶときに必ず確認すべき項目があります。
・家賃が月商の15%以内に収まるか。
・ターゲット客が自然と集まるエリアか。
・排水・換気・電気容量は飲食店として問題ないか。
・深夜営業に制限がある用途地域ではないか。
感覚で動く前に、この4点を必ずチェックしてください。

立て直すなら
物件の良し悪しは「数字と条件」で判断する。
家賃上限・坪数・エリアの3条件を先に決め、それに合う物件だけを検討対象にする。
感覚は「条件を満たした中から選ぶ最後の一押し」にとどめる。
特徴 04

運転資金を甘く見ている
「初期費用は準備した。あとは売上でやっていける」
この考え方が、開業後4〜6ヶ月で資金ショートを引き起こします。
飲食店、特にBARは、軌道に乗るまでに時間がかかる業態です。

起きやすい流れ
オープン直後は物珍しさで人が来る →
2〜3ヶ月で客足が落ち着く →
売上が想定を下回る →
仕入れを削る →
メニューの質が落ちる →
さらに客が離れる →閉店。
このサイクルに入ると、抜け出すのが非常に難しくなります。

運転資金の目安は「月商の3〜6ヶ月分」です。
月の売上目標が80万円なら、
最低でも240万円の運転資金を初期費用とは別に確保してください。
これが準備できていない状態で開業するのは、安全装置なしで店を回すようなものです。

立て直すなら
開業前に「6ヶ月間ゼロ売上でも耐えられるか」を計算してみてください。
耐えられないなら、開業を半年〜1年遅らせてでも資金を積み上げるか、
融資を活用して手元現金を厚くすることを優先してください。
特徴 05

「自分のやりたいこと」しか考えない
・「自分がこだわりたいお酒だけを置く」
・「自分が好きなジャンルの音楽しかかけない」
・「自分が話したい話題だけで接客する」
こだわりは武器になりますが、それが客のニーズとズレていたら、ただの自己満足です。

よくある光景
オーナーは「自分のBARのコンセプトを理解してくれる客だけ来ればいい」と言う。
でも実際は、一見客がリピーターにならない。
常連が少数に固定されて、売上の天井が低い。
気づけば「自分だけが満足しているBAR」になっていた。

「やりたいこと」と「お客さんが求めること」が重なる部分を見つけるのがビジネスです。
全部妥協しろということではありません。
ただ、「自分のこだわり」を前面に出すなら、
それを面白いと感じてくれる客層を先にリサーチして、
その人たちに届く届け方を考える必要があります。

立て直すなら
常連客に「正直、うちのBARの何が好きですか」と聞いてみてください。
自分が思っていた答えと違うことが多い。客の言葉が、改善のヒントになります。

お客さんが来ないBARには、必ず理由がある。感覚ではなく、原因を探ることが先決。

特徴 06

集客を「オープンしてから考える」
「まず店をオープンして、その後SNSとかやっていこうと思って」
この考え方で開業した店の初月は、ほぼ確実に閑古鳥です。
BARは勝手に人が来るほど認知度がない業態です。
あなたの店の存在を知らなければ、誰も来ません。

よくある後悔
・「オープンしてからInstagramを始めたけど、フォロワーが集まらない」
・「Googleマップに登録したけど口コミがない」
・「チラシを配ったけど反応がなかった」
全部、事前の仕込みがゼロだったことが原因です。

集客の仕込みは、オープンの2〜3ヶ月前から始めるのが正解です。
・SNSで工事中の様子・コンセプト・メニュー開発の過程を発信する。
・Googleビジネスプロフィールを早めに設定する。
・知り合いに告知して初日から人を呼ぶ段取りをする。
この「開業前の仕込み」がオープン直後の売上を大きく左右します。

立て直すなら
今すぐSNSアカウントを作って、準備の様子を発信し始めてください。
「オープン前から応援してくれている人」が初日の客になります。
最初の常連は、オープン前から作れます。
特徴 07

一人で全部抱え込もうとする
「自分でできることは全部自分でやる」という姿勢は、節約という意味では正しいです。
でも、知識がないまま一人で全部やろうとすると、
判断ミスと時間のロスが積み上がっていきます。

典型的な失敗パターン
・内装業者の見積もりの妥当性がわからないまま契約した。
・物件の条件が不利なことに気づかないまま契約した。
・税務処理を後回しにして確定申告が大変になった。
・融資の申請書類の書き方がわからず諦めた。
全部、「相談しなかったこと」が原因です。

開業の失敗は「知識不足」より「相談不足」から起きることの方が多い。
自分一人で抱え込まず、
専門家・経験者・先輩オーナーに話を聞くことが、結果として一番の近道です。
プライドより、成功することを優先してください。

立て直すなら
「わからないこと」をリストアップして、それぞれに「誰に聞くか」を決めてください。
物件は不動産のプロ、資金は金融の専門家、経営は現役オーナー。
それぞれ適切な人に聞くことで、判断の精度が大幅に上がります。
7つ全てに共通していること

これら7つの失敗パターンに共通しているのは、
「事前に対策できたはずなのにしなかった」という点です。
開業後に気づいても、手遅れになっていることが多い。
だからこそ、開業前に知っておくことに意味があります。

自己診断チェックリスト

正直に答えてください。チェックが多いほど、今すぐ動く必要があります。

開業前の危険度セルフチェック

  • 「誰に来てほしいか」を一言で言えない 特徴①
  • 月の売上・原価・固定費を数字で把握していない 特徴②
  • 物件を感覚・直感だけで選ぼうとしている 特徴③
  • 初期費用は考えたが、運転資金を別途確保していない 特徴④
  • 「自分が好きなもの」をそのままメニューや内装にしようとしている 特徴⑤
  • SNSや集客の準備をまだ始めていない 特徴⑥
  • 物件・資金・経営の相談をできる人が周りにいない 特徴⑦

チェックが3つ以上ついた方へ

  • 今すぐコンセプトを言語化する時間を作ってください
  • 資金計画を数字で書き出してください(手書きでOK)
  • 経験者や専門家に、一度話を聞いてもらってください
チェックがゼロだった方も油断しないで

「全部わかっている」と思っていても、実際に開業してみると想定外のことが必ず起きます。知識があることと、実践で対応できることは別物です。準備が整っているうちに、一度第三者の目で確認してもらうことを強くすすめます。

失敗パターンを知って対策した人が、長く続くBARを作る。

この記事のまとめ

  1. コンセプトが曖昧なまま開業すると、全ての判断がブレる。最初に言語化する。
  2. 数字から目を背けると気づいたときには手遅れ。売上・原価・固定費の3つだけでいいから毎月確認する。
  3. 物件は感覚ではなく「家賃・エリア・設備条件」の数字で判断する。
  4. 運転資金は月商の3〜6ヶ月分を初期費用とは別に確保する。
  5. 「自分のやりたいこと」と「客が求めること」の重なりを探すのが経営。
  6. 集客の仕込みはオープン2〜3ヶ月前から。SNSは今すぐ始める。
  7. 開業の失敗は「知識不足」より「相談不足」から起きる。一人で抱え込まない。

一人で悩むより、一度相談してください

開業の失敗は「知識不足」より「相談不足」から始まります。
開業前・開業後どちらでもOK。まず話しましょう。

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