
「気づいたら開業まであと1カ月しかない」
この段階になると、やるべきことが一気に押し寄せてきます。
「BAR開業のチェックリスト完全版」では全工程を紹介しましたが、
この記事では特に開業直前の1カ月間に絞って、
週単位でのチェックリストを整理します。
開業1カ月前は「詰めの作業」の時期
大きな決断はすでに終わり、細部の実行フェーズに入る時期
物件・資金・内装といった大きな意思決定は、
この時期にはほぼ完了しているはずです。
残るタスクを抜け漏れなく実行することに集中してください。
4週間前:許認可・契約の最終確認
- 飲食店営業許可の申請状況を確認する(検査日程の調整含む)
- 深夜酒類提供飲食店営業届出の提出状況を確認する(該当する場合)
- 税務署への開業届・青色申告承認申請書の提出準備を進める
- 保険(店舗総合保険、賠償責任保険など)の契約を確定する
- キャッシュレス決済・POSレジの契約と端末手配を完了させる(「BARのキャッシュレス決済導入ガイド」「BARのPOSレジ比較」も参照)
保健所の検査は、内装工事完了後のスケジュールと密接に関わる
「BARに必要なシンクの基準」でも触れた通り、
検査に落ちると開業日程そのものがずれ込みます。
検査日程は早めに保健所と調整し、逆算してスケジュールを組んでください。
3週間前:商品・仕入れの確定
- メニュー構成(ドリンク・フード)を最終確定する
- 基本の酒類・食材の初回仕入れを発注する
- 仕入れ先(卸業者)との取引条件(支払いサイクルなど)を確認する
- メニュー表のデザイン・印刷を完了させる(「BARで売れるメニュー表デザイン」も参照)
- バーツール・グラス類など必要な道具が揃っているか最終確認する(「BARで必要なバーツール一覧」も参照)
2週間前:集客・プレオープンの準備
- Googleビジネスプロフィールを登録・情報を充実させる
- SNSアカウントで、開業日の告知を開始する
- プレオープン・内覧会の日程を決め、告知する
- スタッフを雇う場合、教育・研修のスケジュールを確定する(「BARスタッフ教育の仕組み作り」も参照)
- 清掃用品・消耗品の在庫を確認し、不足分を発注する(「BARの清掃用品おすすめ」も参照)
プレオープンは「本番前の最終リハーサル」として活用する
実際にお客様を迎えることで、
動線の課題や提供スピードの問題など、
机上では気づけなかった点が見えてきます。
1週間前:最終リハーサル
- 全スタッフでのオペレーション最終確認(注文〜提供〜会計の一連の流れ)
- POSレジ・キャッシュレス決済のテスト運用を行う
- 監視カメラ・音響設備など、設備の動作確認を行う(「BARの監視カメラは必要?」「BARの音響設備おすすめ」も参照)
- 開業日の告知を、SNS・LINE公式アカウントなどで再度リマインドする
- 許認可証・届出控え一式を、店舗内の見やすい場所に保管する
開業前日までにやるべきこと
- 冷蔵庫・製氷機など主要設備の最終動作チェック
- 在庫(酒類、フード材料、消耗品)の最終確認
- レジの釣銭準備
- スタッフとの最終ミーティング(役割分担、当日の流れの共有)
- 開業当日の緊急連絡先(内装業者、設備業者など)リストの準備
「完璧」を求めすぎず、走りながら微調整する前提で臨む
1カ月前の時点で全てを完璧に仕上げようとすると、
かえって準備が滞ることがあります。
開業後も改善を続けられる前提で、当日を迎えてください。
この記事のまとめ
- 開業1カ月前は、大きな意思決定が終わり、細部を実行するフェーズに入る時期。
- 4週間前は許認可・保険・決済契約など、法的手続きと契約関連を最終確認する。
- 3週間前はメニュー・仕入れを確定し、初回発注を済ませる時期。
- 2週間前は集客準備とプレオープンの実施で、本番前の課題を洗い出す。
- 1週間前は全スタッフでの最終オペレーション確認と設備の動作チェックを行う。
- 完璧を求めすぎず、開業後も改善を続けられる前提でスケジュールを進めることが大切。
一人で悩むより、一度相談してください
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